測量士(1)
測量士とは
公共機関が発注する、大規模な測量の計画を立てることができます。
測量業を登録するためには、測量士が1名いなくてはなりません。
また、営業所ごとに測量士を1名ずつ配置する必要があります。
業界では評価が高く、入札等にも必要な資格です。
でも、取得者は多く(30万人以上)、希少性はありません。
それと、指定学科を卒業後、実務経験で取得する方法の二つがあります。
実務経験で取得する場合は、実務の証明として作業日報などの提出が必要になります。
測量士試験ではその必要はありません。
合格すれば、測量士として登録する資格が得られます。
試験の難易度
合格率は2~13%と決して簡単な試験ではありません。
数か月単位での継続的な学習が必要となります。
テキスト・講座など
日本測量協会が発行するテキストと過去問集が基本となります。
これに加えて、公共測量作業規程(最新版)も必要です。
作業規程は国土地理院からダウンロードすることもできます。
測量士補(1)
測量士補とは
測量士補という資格は測量業界の運転免許のような資格です。
この資格がなければ、公共測量に携わることができません。
入札の点数になることもあり、業界では必要な資格の一つです。
管轄は国土交通省。国家資格です。
また、8士業の一つである、土地家屋調査士試験の午前免除資格として人気の資格でもあります。
試験の難易度
測量士補試験の難易度は、数学が得意かどうか。
これにより大きく変わります。
数学アレルギーのあった私には、恐ろしいほどの難敵でした。
数字を見るのも嫌だという方には、相当に難しい試験であります。
まあ、普通の人にとってはそう難しい試験でないことも事実です。
合格率は12~47%の間で推移しています。
近年は易化傾向にあるようです。
勉強期間
数週間の勉強で合格というのも、よく聞きます。ちなみに私は9か月勉強しました・・・算数からやり直す必要があったもので。
平均的な勉強期間は3ヶ月程度。一日2時間から3時間の勉強かと思われます。
総勉強時間は180~270時間ってところでしょうか。
数学な得意な人なら100時間前後でもいけると思います。
テキスト・過去問など
この試験には勉強方法をまとめたサイトがあります。
このサイトの内容をフル活用するのが合格への近道です。
ここには、過去十年分の過去問と知識問題を補充するための○×テストがあります。
この○×テストが非常に受験生の間で好評です。
まずは、○×テストの内容を完璧にしてから、計算問題にとりかかるのがいいでしょう。
最悪、測量士補の場合は知識問題だけ完璧にすれば、合格する可能性もあります。
私は数学が苦手だったので、いろいろなテキストを購入しましたが、今考えればこのサイトのみで行けたと思っています。
ただ、どうしても内容が理解できないときなどは、テキストが必要です。
おすすめのテキストはこれ。
試験対策WEBを運営されている方が書いた本です。
非常にわかりやすくまとまっています。わからないところがあったら、これで調べることで、理解が深まるでしょう。巻末の辞書索引もおすすめです。